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One Fine Day

音楽/映画/本/旅行/ジムの話から日々の些細なことまで
思いついたことを思いのままに書いてます
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本 『ハピネス』
久しぶりの桐野夏生ワールド。女性独特の、腹の底に溜まったドロドロとしてもの、見栄、依存、グループ意識を書かせると、彼女の右に出るものはいないんじゃないかと思う。女性集団の中で過ごしたことがあれば、その本性はいやというほど理解できる。実は自分の中にも顔を出していないだけで隠れているかもしれない本性。だから彼女の女性視点の話を読むと、拒否感を持ってしまうのかもしれない。女性って、面倒くさいし、実は腹黒い。でも愛しい生き物でもあるとも思えてしまう。

タワーマンション(タワマン)に住む、ママ友グループ。その内3人は格上のウェストに、ストーリーの中心である有紗はイーストに、そしてもう一人はタワマン以外のマンションに、という、あからさまにグループ内で格差をつけようとする住まいの構成。みんな子供の名前を先につけて〇〇ママと呼び合う。その呼び名に、すでに彼女たち自身としての人間の付き合いは薄く感じられる。ママ友との日々の集まり、幼稚園への進学問題、うんぬん…、色々とママ友って面倒くさいなと思う。探り合いや仲間外れ。ストーリーは、有紗に焦点を絞り進んでいく。有紗の内なる声は、多くのママ友付き合いをしている女性の声を代弁しているのかもしれない。揺れる思い、葛藤、決断と、有紗の成長は微笑ましい。何が幸せなのか、どうやって自分の幸せを見つけていくのか、がこのタイトルに含まれているんだろう。

自分とまったく関係のない環境の話だから、ドラマの感覚で読み進められて面白かった。これが、今まさに渦中にいる人たちだと、身につまされるものがあって苦しいストーリーかもしれないけれど。毎回、桐野作品を読んでしまうと、気持ちが重くて辛くなってしまうけれど、たまに恋しくなるところが、彼女の作品の中毒性みたいなもの。この話が女性ファッション&ライフスタイル雑誌に連載されてたなんて、これは斬新!

| 本のハナシ | 22:01 | comments(0) | trackbacks(0) | |









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