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One Fine Day

音楽/映画/本/旅行/ジムの話から日々の些細なことまで
思いついたことを思いのままに書いてます
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本 「時生」

結末には、最大の悲しみが待ち受けている。最後のページを読んだ時、それまでの話が走馬灯のように蘇り、更に悲しみに感情移入してしまう。間の話が、多少長すぎるようにも感じたけれど、そのどの部分を省いてしまっても、時生(トキオ)の意味がなくなってしまう気がした。

不治の病に侵された息子。最期の時が近付いてきた時に、主人公の巧実は、20年前に実は自分の息子に会っている、という話を妻に語りだす。

どうしようもないダメ人間な若者だった巧実。そこに現れたのが、トキオと名乗る、遠い親戚なのか血縁関係にあるのかもわけのわからない少年。でも、その少年の言葉や強い眼差しに何かを感じる巧実は、その少年を遠ざけることができずに、日々を進んでいく。

ある日突然行方をくらました彼女。それを追う巧実たち。その行方をくらます事件に、そこまで大きな比重はないように思えるけれど(それゆえに途中が長く感じる)、それがなければ、時生は存在しなくなる。

シーンによって、トキオが20年後の世の中を見て言葉にする。読んでいくうちに、教えたくなる。それはあなたの息子なんだよ、と。

過去の許せない事実と、真正面から向き合わせる。それはその人の人生をも変えてしまうかもしれない過去の塗り替え。でもそこがなければ、時生は生まれず、生まれてきた時生が背負った救えない病にも、どうにか立ち向かうことができる。過去にトキオと過ごした時間によって、短かった時生と過ごした日々が、何にも代えがたい大きく深い絆を持ったものになる。そして、それは過去から現在、そして未来へと続いていく。

どうしようもなくだらしない主人公の若い頃にちょっとした苛立ちを覚えながらも、話の展開がビュンビュンと進んでいって、サラッと読める長編小説。東野圭吾の世界は、また不思議であり、超現実的でもあり、夢と希望と絶望をごちゃ混ぜにした、読む醍醐味を味わわせてくれた。

 
| 本のハナシ | 22:17 | comments(2) | trackbacks(0) | |
トキオ、ですか。とても悲しそうな話ですが、読むことによって本当に何かを学べそうで、一歩踏み出せそうな一冊ですね。更に"絆"とは何なのかを問われそうな内容です。

それにしても若い頃の主人公に苛立ちを覚えるということは、本当にだらしないのですね;。とにかくこの本もチェックします。

ところで、前に俺が言った"チャイルド44"なのですが、あの本が映画化されるそうです。上巻全部読んだのですが、読めば読むほどおもしろくなってきます。ロシアでは発禁されたそうですが;。
| Numb | 2009/02/13 6:22 PM |
>Numbさん
結構長い小説だったのですが、早く読み終わることができたというのは、面白かったという事でした。ラストは、本当に悲しいですが。"チャイルド44"が映画化ですか。これ、チェックし忘れていたので、チェックします。
| ali | 2009/02/13 10:51 PM |









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